『大砂塵』(だいさじん、原題・英語: Johnny Guitar)は、1954年(昭和29年)製作のアメリカの西部劇。原作はロイ・チャンスラーの小説、製作会社は西部劇を専門にしていたリパブリック・ピクチャーズである。
原題のジョニー・ギターとは放浪する主人公(スターリング・ヘイドン)の名前だが、彼を巡る二人の女性が実質的な主人公であり、女性同士の決闘が公開当時話題となった。また、ペギー・リーが歌った主題歌『ジャニー・ギター』も世界的なヒット曲となっている。
Johnny Guitar (1954) / 大砂塵のあらすじ
まだ鉄道も通っていない鉱山の町に流れ者のジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)が現われ、昔の恋人だった酒場の主人ヴィエンナ(ジョーン・クロフォード)の元に身を寄せる。ヴィエンナはこの町に鉄道を通そうとする野心や無法者のダンシング・キッド一味との関係が町の人々から嫌われ、ダンシング・キッドに恋心を寄せていたエマ(マーセデス・マッケンブリッジ)は町長たちをたきつけてヴィエンナを追放しようと画策、一触即発の状態にあった。ダンシング・キッド一味が銀行強盗を働いてその場にヴィエンナとジョニー・ギターが居合わせたことから、町の人々は暴徒と化してヴィエンナの酒場を破壊する。
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